それにしても、疑問は「なぜサメが押し寄せているのか?」です。
サメの目撃情報は、今月に入ってから増えていて、茨城県では5日、鉾田市沖で4メートル級のサメを県が確認。7日には16匹出現し、沿岸自治体は遊泳エリアにサメを防ぐ網を張るなどの対策をとった。
静岡県でも9日、焼津市の沖合1・5~2キロでシュモクザメ2匹が見つかった。
12日には千葉県一宮町の沿岸で、サーファーがサメを見つけた。
茅ケ崎市では、14日にえぼし岩の東の海域に、シュモクザメ30匹を確認。
*なぜ、サメの出没が頻発しているのだろう?
沖縄ちゅら島財団総合研究センターの佐藤圭一氏は「夏場は日本各地で見られて当然」と言う。この夏、目撃されたシュモクザメやメジロザメはふだん南方にいるが、海水温が上がる夏は餌の魚を追いかけて北上する。
「例年もサメはいたが、今年はニュースで注目が高まったのではないか」
東海大海洋学部(静岡市清水区)の山田吉彦教授は「今年は関東周辺の沿岸部で海水温が高い状態が続いた上、雨も少なく塩分濃度が安定しているため、餌を求めて岸に近づいたサメが定着しやすい環境にある」と指摘する。
東海大海洋科学博物館(静岡市清水区)の鈴木宏易学芸員は、「三保沿岸は急深のため、サメが岸の近くまで来やすい。今回のサメは、釣られて弱った後に捨てられて打ち上がった可能性もある。70センチ程度ならサメの方が人から逃げると思うが、歯は鋭いため注意は必要」と話した。
「サメは日本全国で131種、各都道府県なんらかのサメに会う。むしろ、私たちが泳いでいるところは、サメが暮らしている領域。生態系の一員としてサメはやってくる。」
というのは、さかなクンのコメント。
茨城県鉾田市沖に現れた大型のサメ=5日午後(県警提供)
*地震や火山との関連性は?
相模湾は深海につながっているので、もともと生態系が多様。
サメ、エイ、クジラ、イルカ類は頻繁に目撃されている。
シュモクザメは地引網にすらかかって来る。
藤沢市の片瀬東浜海水浴場では、「サメの騒ぎで遊泳注意を決めたのは初めて」とのこと。
「それほど、大騒ぎになるような、特別なことではないのでは?」
というのが、大方の見方のようだ。
しかし、やはり気になるのが、地震との関連性。
地震との関連を指摘する専門家のコメントは、ほとんどない。
火山はどうなのだろう?
日本全国、相模湾周辺も火山活動は明らかに活発になっている。
海底の地熱があがってきている、海底で何かしらが起こっているということは、ないのだろうか?
(その2へ続く)
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