*耳鳴りは地震の前兆?
地震の前に耳鳴りがするという報告は、かなり多いみたいだ。
地震の予兆的な耳鳴りの特徴は・・・
・普段は耳鳴りのしない人が突然耳鳴りに襲われる
・両耳ではなく、地震が起きる方角に向いた耳だけ耳鳴りがする
・「ピー」などではなく、空気が振動するような音や、「キーン」という高い音のことが多い
私の場合は、ぜんぶ当てはまっている。
ふだん耳鳴りのする体質ではないけれど、震災の数ヶ月前に、突然に「キィーーーン」というか「ピーーーィ」という高音の鋭い耳鳴り音が起こって、音量があまりに大きいので夜も熟睡できなかったことがあった。
毎日起きるわけではなく、数回だったけれど、耳鳴り音が止まらなくなってしまった。
その時は左耳だけで、両方で聞こえることはなかった。
もう、てっきり耳が壊れてしまったのかと思っていた。
気がついたら、震災のあとは耳鳴りがおさまっていた。
久しぶりに同じような、突然の「キィーーン」という耳鳴りがしたのは、2014年11月21日。
この時は右耳で、ハウリング音や頭痛もした。
その翌日の22日に、長野北部 M6.8 震度6強があった。
*音のしない雷雨は・・・?
大震災の前に耳鳴り以外で覚えているのは、経験したことのない音のしない雷雨。
雨はそれほどでなかったけど、フラッシュをたくような閃光と稲妻のジグザグが見えるのに、音がしない。そんな雷雨が延々と続いた。
玄関のドアを開けると、鳥が怯えたように、枝にとまっていた。
それから、震災前の冬に、
「今年は、冬なのに入道雲のような雲がなぜ多いのだろう」と思ったこと。
震災前に、何度か見た夢がある。
街全体を見渡せるような場所から、いくつもの巨大なグレーの竜巻のようなものが並んで向かってくるのが見えた
震災のあった後、数日間、海(相模湾)の南東方向から、海底で大きな岩が転がるような、巨大な鎖を引きずるような、ゴロゴロという音が聞こえていた。
3日ほど、続いていただろうか?
海鳴りのゴーゴーという激しい音や、波が打ち寄せるような音は聞くけれど、今でもあの音は何だったのかとても不思議に思う。